【痛車解説】痛車の作り方を体験談を交えながら解説!”著作権”や”費用”など気になるポイントは?【NWGN】
こんにちは、立夏にゃんです!
突然ですが皆さんは自分の押しキャラがプリントされた痛車『ラッピングカー』に乗ってみたいなー、と思ったことはありませんか?
プロフィールにある通り、私は数年前に実際に制作してみました!!
D.C.Ⅲ P.P.(ダカーポ3 プラチナパートナー)森園立夏 仕様
痛車の作り方を自分で一から調べるのは大変ですよね……
そこで今回は、
「痛車が気になるけど作り方がよくわからない」
「どれくらい予算があれば作れるんだろう」
というあなたの為に、どんな準備が必要で、手順はどうなっているのかを体験談を踏まえながらお伝えします!!
痛車制作の準備と手順
1. 何のキャラクターにするかを決めよう!
当たり前ですが、制作すると決めたらまずは『何のキャラ』で作るのかを決めましょう!
アニメ、ゲーム、漫画、自分の好きなキャラを選びましょう!
ちなみに、候補は数キャラあった方がいいです。
※理由は後ほど説明します。
2. 原画(画像)を用意しよう!
キャラが決まったら次はそのキャラの画像(写真)を用意しましょう!
ちなみに私はこの画像を用意することが一番大変でした!
それはなぜか……?
ずばり解像度(dpi)の問題です!
このdpiとは1インチあたりにどのくらいのピクセルがあるかを意味するものです。
『よくわからん…??』と思う方はこちらをどうぞ!
https://manemichi.com/what-pixel-dpi
ネット上の画像はPC上ではキレイに表示されていると思いますが、車に貼るとなるとそれなりに拡大する必要があり、WEB上で使用されている通常画像を使用するとdpi値が足りず、かなりぼけたモザイクみたいになってしまいます。
これはネット上にあるだいたいメジャーなCG画像です!
プロパティから画像の詳細をみると72dpiという事がわかります!
このdpiが車に貼るとなると最低でも300dpi以上ないと、拡大した際にキレイな仕上がりにならない場合が多いです。
しかし、このdpi数が300以上となるともうネット上ではほぼ存在しません。
私が制作する際は、車に貼りたいキャラの高解像度画像が無く、ここでかなり苦労する羽目になりました。
上の見出し1『何のキャラにするか決めよう!』で数キャラ候補にしようといったのはここで画像が用意できない場合が多いからです。
ではどうすれば高解像度の画像になるのか…?
方法がないこともないです!
画像の用意方法1. 公式にお願いする
アニメが原作の画像だと著作権等の問題により採用が難しいことが多いですが、美少女ゲームや絵師の方が描いたイラストであれば、ご本人や管理会社にお願いすることで高画質の画像を用意してくれる場合もあります!(※費用が掛かる場合が多い)
画像の用意方法2. 自分で描く
これが一番手っ取り早く、費用もかからない手段です!
以外にも画像を高画質にする方法などで検索するといろいろ出てきます。
でも、絵に自信がないと厳しい方法ですがw
画像の用意方法3. 施工を依頼するお店に相談する
ごもっともですねw
お店によっては持ち込んだ画像を高画質にしてくれる場合もあるようです!
私の車の一部拡大写真です(解像度4000ピクセル_300dpi)
高解像度dpiを仕様すると、ここまで近づいてもキレイな仕上がりになります!
このような方法で高dpiの画像を用意出来たら次に移ります!!
3、施工を依頼するお店を探そう!
次は実際に依頼するお店を探しましょう!
なお、お店は自分でどこまで出来るかを考えると選びやすいです!
1. 痛車専門店に全て任せる!
ずばり丸投げですw
画像は自分で用意しなければなりませんが、それさえクリアできればあとはお店に電話や実際に行って打ち合わせるだけです!
コストは多少かかりますが、プロがきれいにデザインから施工まで行ってくれるので仕上がりは完璧です!
2. インターネットやお店でカッティングシートのみ依頼する
この方法は自分で車に貼り付けることが出来る人におすすめです!
シールとなる部分のみを印刷してもらい、施工は自分でする方法になります。
カッティングシートの値段は安いので、施工代がかからず安上がりです!!
これは私の経験談なのですが、一部のディーラーではカッティングシートを持っていくと貼ってくれます!(行きつけのディーラーがある場合は相談してみてください)
もちろん料金は取られますが、自分では貼れないよーという方はこの方法もありです!
※カッティングシート『車に貼るシール(キャラクター)』は、意外にも痛車の専門店ではなく、印刷業者や看板屋さんなどに依頼しても作ってくれたりします!
ただし、画像は自分で用意すること!
ここまで来ればあとは完成を待つだけです!
自分で施工する場合、全面ラッピングだとかなりの技術が必要なので気を付けてください。
私の場合、いろいろな店舗に問い合わせたり伺ったりしましたが、結局のところ『高解像度』の画像が用意することが出来ず、このお店にたどり着きました。
こちらのお店は公式許諾で制作してくれるので、高解像度の画像が無い場合や、著作権の問題を気にする必要がありません!
※著作権については後ほど説明
高解像度画像も公式が用意してくれるので、自分で何とかする必要もありません!
また、公式協力のもと制作していただけるので、宣伝にもなりHPにも掲載していただける場合もあります!
実際に私の車もCIRCUSさんのHPにて掲載されています!!
↓写真からCIRCUS公式サイトへ飛べます!
やはり、公式タイアップはいろいろな場所で有利に動くことができるので、かなりおすすめです!
痛車に関するQ&A
ここからは制作・管理にあたり、一度は気になることについて解説していきます!
Q1. 結局どのくらいの値段で出来るの?
カッティングシートのみを依頼し、自分で施工すれば3万円ぐらいで作ることも可能!
お店に依頼するなら最低でも20万~30万ぐらいは用意が必要です。
Q2. いたずらが心配、対策方法は?
私は完成して3年経ちましたが、いたずらは一度もありません!
屋根付きの車庫ではないので、乗車時以外は365日青空駐車場です。
どうしても周りの目が気になる……という方は、このようにカバーで覆ってしまうという手もあります!
雨が降ると少し面倒ですが、真夏の日光や、黄砂、雪なども防止できてカッティングシートは長持ちします!
※追記(いたずら被害報告)
Q3. カッティングシートの耐久は?
これに関してはカッティングシートの強度をどのくらいにするかで大きく変わってきます。
ぶっちゃけシートもいろいろな種類があり、安いのから高価なモノまでたくさんあります!
ちなみに私のは約3年間野ざらし状態ですが、劣化はほとんどありません!
長く貼りたい場合は、価格が高くても良い材質のシートを選ぶと良いでしょう。
逆に、2~3年程度で張り替える場合はコストを抑えてもいいかも。
※追記
5年経過でそこそこ劣化してきました。
色味やヒビ割れなどが発生しています。
Q4. 車検は大丈夫?公道で止められたりしない?
基本的に車検には何の問題もありません!
このようにバスにキャラや広告を載せている車を見たことがあるとおもいます。
要はこれらと同じです!
運転に影響がなければラッピングは問題ありません!
ただし、ダメな場合もあります!
1. 描写がR18のもの!
当たり前ですよねw
さすがにこれはNGです!
2. 窓にシールがかかっているもの
画像①、②、③、部分にシールがかかると車検で引っ掛かります!
ここは何も貼ることが出来ない部分で、貼ってしまうと運転の妨げとなり違反になるので注意しましょう!
逆にいってしまえば、上記以外の場所は大丈夫です!
※一部例外もあります
以上のことを守ってさえいれば、職質の為停めれれることもありません!
ただし痛車は目立つため、一時停止や速度超過などは要注意です。
推しキャラを纏っているのです。
安全運転を心掛けましょう!
Q5. 著作権はどうなるの?
これは気にする人は多いと思います!
結果から言えば、先ほど紹介した公式許諾で施工できる以外の場合は著作権に引っ掛かります!
『○○のキャラの痛車にしたいので使用許可ください!』と、公式に頼んでも使用許可が出ない場合がほとんどのようです。
しかし世の中いろいろなキャラの痛車がいますよね?
その人たちが許可を取っているかというと、ほとんどの人は許可を取っていません!
ではなぜ問題視されないのか?
それは公式も宣伝になるので黙視しているからです(二次創作に近いイメージ)
無許可で痛車用にキャラクターを使用していても問題になることはほぼ無いでしょう!
無料で宣伝してくれている様なものですから公式もスルーが多いです!
痛車『ラッピングカー』制作まとめ
いかがでしたか!?
- 画像(dpi)は高画質を使用すること
- 自分でどこまで施工できるかを把握しておくこと
- 費用は最低でも20万~30万は必要(業者に依頼する場合)
- 施工後の管理方法も考えておくこと
- 著作権はあまり気にしなくても良い
私の経験と体験談を掲載してきましたが、少しはお役に立てたでしょうか??
準備や費用はかかりますが、
一度きりの人生、推しキャラと一緒に車でお出かけ出来る喜びを味わってみてはいかがでしょう!?
生涯で一度は死ぬほど目立ってみるのも悪くないですよー!
プロジェクトリッカー最終章
長らく活動してきました痛車企画『プロジェクトリッカー』
劣化やいたずら被害などを経験し、車を乗り換える時期となり、ラッピングを剥がすことになりました。
たくさんの応援と思い出をありがとうございました!
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大人3人がかりで、業者に依頼せず自力でラッピングを剥がすことはできるのか?
ラッピングを剥がしたい人はぜひ参考にしてみてください!